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日々のレイアウトの記録
何ひとつ特別なことなどない瑞々しい朝に、煌々ひかる橄欖石を甘噛み
淘汰され消え逝く定めの闇にさえ、死ぬまで恋する僕でありたい
退屈という名の安泰に耀きを穿つ無邪気な檸檬
この人恋しさに似合いの名を探している
泪を識らない瞳の奥に花の香りを映して潤む
もの憂いけれど、目醒めは近いねって、夢のどこかで揺れていた
息絶えてしまいそうなくらいの愁しさと、命永らえるのに充分なだけの幸いを
何ひとつ無駄じゃないことを信じて今日も懸命に嗤う
世界できっと此処にしかない光の手触りが好きなだけ
ネオンを餌に闇をおびき寄せ、蜜に濡れて絶叫、毒を呑んで酔狂
楽園の名を冠した夜を舁き上げ、インソムニアは今宵も月を数える
快楽の抜け殻、欲望の消し炭、光彩の苗床、命の絞り滓、純真無垢の成れの果て
指の先まで熱を棲まわせ、丁寧に狂い果ててゆく、あるべき本当の姿だね
羽ばたきを予感させるのに揺るがない二律背反のようなもの
不毛な生き物として滅びてしまえればそれでよかった
有史以前に滅んだ生き物のように、もはや形にならない想いの行く末を悔いるばかりだ
明滅する歴史を凝視するがらんどうの眼窩
かつて、滅びゆく定めの吾々を最期まで慈しむと言ってくれた心優しき神がいた
失われたものに特有の気配だけを遺して時は過ぎて逝く
見え透いた本音とうららかな未練が重なる刹那、祈ることも忘れて、融けて蕩々
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