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日々のレイアウトの記録
花を抱いて昏れる、生きる理由をあげる
酔い醒ましのグリーンティーに強がりを溶いて酩酊
未だ終わらない八月の話をしよう、あの夏の僕らの憧れについて語ろう
安らぎに人の貌を与えるとすれば、その笑い声はきっと紅茶を注ぐ音に似ている
大量生産された汎用の可能性にどれほどの値打ちがあるというの
否応なく、心の奥底に沈めた言葉にこそ無上の価値があるような気がして
お前にすべてを賭けるから、俺に損はさせるなよ
其奴のせいで彼奴は狂って、まるで知性を失った目で、破綻の連鎖に指を絡める
かけがえのない光を放つのに、夏が終わる頃にはどうせただの我楽多
こんなおとぎ話を知っている?
いつか夢の道連れとなり、透明の汀に砕ける貝の一欠片となろう
君の壊れやすさを知っていながら、いつまでも大切にできると思っていた
駄々の代償に、燐火に成りすまし、昏く落魄した幻世を照らし出す
薄様の頁をめくるような優しすぎる手付きで、夏が名残を惜しむだけ
目に視えないものの手触りを光と風で教えてあげる
僕らは互いの未来を予言するように、呪い呪われ、過去に君臨する
ラムネ瓶の底から君を見ていた
不意打ちの光に堕ちてゆく、嗚呼、一斉に花ひらく
視線の先にあるべきものを誰もが期待するけれど、偶には大地を見つめたりする
夏の真ん中に歓びを集めて、どうしたって眩しいから、ひとおもいに咲いて
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