公式アナウンス:primaniacs – 「Livly Island」フレグランス
銀座の街でちょっとおすまししているリヴリーたち、といった雰囲気で可愛かったです!
お箱とボトルがめちゃくちゃ可愛く、チープさは全くなかったので、インテリアとして楽しむのもあり。
以下、お試しした瞬間の印象と持ち帰ったムエットの余韻を書き留めたかったがためのレビューです。香水は大好きだけれど何も詳しくないし、誰かの参考になればという気持ちは全くなく、完全に個人の備忘録なので悪しからず。
[ピグミー]
生まれたての無邪気さというよりは、いっぱい飼い主に愛されて春の日差しの中で遊んでいる元気な子という感じ。爽やか、かわいい、軽い、ナチュラル。
- トップ:刺激少なくふんわりと立ち上がる爽やかさ、いわゆる林檎を想像するより”ちょっと甘酸っぱい木の実”を思い浮かべたほうがイメージの差がないかも
- ミドル:つけはじめの段階ですでに感じるジャスミン、ローズの主張は控えめ、王道でバランスが取れた印象
ミュゲやジャスミンなど自分の好みが使われているのもあって個人的には一番好印象、唯一肌にも乗せましたが、香りの飛びは結構早い。
[ツノリムル]
本に穴をあけちゃうやんちゃな感じはゼロで、しっとりした書架の雰囲気を愛する知的で大人なツノリムル、段々と香りがやさしく深くなっていくところが人見知りの子がちょっとずつ懐いてゆく感じで素敵。
- トップ:つけはじめはエタノールの揮発感が強い、時間が経ってあたたまらないと香りはなかなか感じにくい
- ミドル:可憐な花々の香りがふんわり広がりはじめる、フローラルというよりグリーン
- ラスト:サンダルウッドとムスクの思慮深い香り、バニラは控えめ
ラストにむけてじっくり変化する調香、ラストノートは一番好み、4種の中で最も大人っぽい、個人的に少し堅めの仕事をしてるのでオフィスにつけていくならこれ。
[ケマリ]
想像をはるかに超える綿菓子っぷり…こんな小さい身体のどこにそんな力が…と思わず戸惑ってしまうほどどっしりした重厚で強烈な甘さ、手加減を知らない子供みたい、無垢ではない、どちらかといえば無邪気、小さくても夢中で生きている。
- トップ:ガツンとぶつかってくるバニラ、ココナッツの厚みのある香り
- ミドル:トップノートを引きずってしまって正直なにも考えられない…
- ラスト:お砂糖を焦がしたようなあたたかみのある甘さ
4種の中で最も重たくつける季節を選びたい、もちろん冬におすすめ、クリスマスに温かいキッチンでカラメルを作っているようなノスタルジー…個人的にはかなり苦手かも…ケマリちゃんごめん…
[ラヴォクス]
無邪気で元気、走り回るのが大好きなラヴォクスのお嬢さんが、少しずつ色んなものを経験して成長していく様子を見守るような感じ
- トップ:弾けるように瑞々しく酸味のあるフルーツ、フレッシュだけど複雑な香りもして意外と清々しさはない
- ミドル:やさしくふんわりとローズ、まとまりのある控えめなフラワーブーケ、少し印象に残りづらい気がする
- ラスト:酸いも甘いもかみ分けた先にゆったりと残るムスク、一気に大人っぽいけれどほのかに甘さもある
フレーバーテキストにはチョコを思わせる甘さって書いてあったけど感じ取れず…結構さっぱりしていたのが驚きでした、良くも悪くも個性に乏しい感じはある。